皆さん、こんばんは。 
久しぶりの雨となっている千葉です。
本日は第三船台にて建造開始予定の特Ⅰ型駆逐艦7番艦「薄雲」についてです。
今回の建造企画は、「タミヤのキットを使い、大戦後期の対空兵装強化仕様を建造する・・・」です。タミヤのキットは30年以上前に開発されたもので、現在の1/700艦船模型キットのレベルと比べると・・・、どうしても見劣りするキットです。ピットロード(PT)が近年開発した特型駆逐艦が存在するため、今風のキットを手軽に作りたい人はPTキットを購入すれば良いでしょう。しかし、PTの作品は、同社シリーズ独特の雰囲気を持つ仕上がりで、好き嫌いの好みが極端に分かれます。また、価格が高めなので、この事を踏まえて購入するとようでしょう。タミヤのキットも価格が上がってしまい(PTキットよりは安価ですが・・・)残念なのですが、こちらもシリーズの駆逐艦では独特の雰囲気をもつキットです。シンプルなモールドで成形されていますが、完成すると品が良い感じを受ける独特なキットです。
今回はこのタミヤのキットを使って、対空兵装強化時仕様を建造したいと考えました。我が連合艦隊には、すでにタミヤ製の「吹雪-竣工時-」が就役しています。この「吹雪」と同様な雰囲気で製作したいと考えます。したがって、リノリウム押さえ金具の再現を0.2㎜真鍮線で行います。あとは、舷側窓をピンバイスで再現するのと細かい修正を加えることでしょうか。
と・・・言うわけで、艦名を選定することになったのですが、特Ⅰ型駆逐艦は9隻が建造され、1944年に対空兵装強化工事をされた艦は・・・と探すと、前年の1943年までにほとんどの艦が沈んでいます。
1944年に入り残存していたのは、7番艦の「薄雲」と8番艦の「白雲」のみでした。「薄雲」は1944年7月7日に沈没。「白雲」は1944年3月16日に沈没し、1945年8月の終戦時には残存艦がない状態でした。PTのキットでは大戦後期仕様として「白雲」が発売されています。この「白雲」は1944年前半の戦没なので、対空兵装強化工事がされたのかどうか・・・実際は不明でよくわからないようです。なぜ、PTは「薄雲」を選定しなかったのでしょうか?「薄雲」ならば、対空兵装強化工事が確実に行われていただろうと言われています。
そこで、私としましては・・・PTの「白雲」は当然ストックしていまして、必然的にタミヤの「初雪」を「薄雲」にしようと考えました。キットは3番艦「初雪」の対空兵装強化時仕様として発売されているものです。残念ながら「初雪」は1943年7月17日に戦没しているため、キットのように対空兵装強化工事は受けていないものと判断されています。
さて、キットのボックスアートを今さらのように、マジマジ眺めますと・・・有名な”小松崎氏”のものです。シリーズのBOXアートの大半は”上田氏”が手がけていますが、駆逐艦の一部は”小松崎氏”によるものとなっています。この、”小松崎氏”のアートは色使いが特徴的で独特の世界を感じさせるものです。色調が明るいため、軍艦の重圧艦はあまり感じないのですが、動きがあり、考証も正確です。当時の一般的な認識からすれば、結構詳しい考証を盛り込んだアートではないでしょうか。今回製作するのは画面下の「初雪」です。
そして、説明書。英語のものと日本語のものの2枚入り。贅沢仕様です。
中身は・・・画面上段のものがリニューアルパーツ。発売当初は付属されていなかったもの。説明書での使用指示がないのがネックですかね。わかりにくいキット内容となっています。中段と下段はキット自身のパーツ。古いため、あちらこちらにバリやヒケが生じています。これで値上げというのも消費者からすれば考えものです。せめて、バリやヒケの無いような状態で発売してほしい。説明書の改訂くらいできないものかな?
パーツの状態はこんな感じ・・・。
船体のパーツでは、艦種側面に大きなヒケがあります。艦底板も船体より短いので、艦尾側を合わせると艦首先端が足りないことに・・・。 
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